八幡西区の公団住宅へ、コロナ禍宣言解除後、
初の生前整理に行きました!
ここ公団住宅4階3DK住居は、息子様のご実家で、90代のお母様がお一人で暮らしていました。
お母様は、ヘルパーさん達の手助けを受けながら、デイサービスに通う日々でしたが、1年程前に体調を崩され〈要介護3〉の認定となり、施設へご入所されました。
コロナ禍で、なかなか面会は叶わず時間は経過し、お母様の体調も戻らず、『エレベーターの無い4階には、もう戻れないだろう』と推測されました。
【お仕事の依頼】
今年の春、息子様より弊社へメールにてお問合せを頂き、その後、作業内容・日程・金額などの確認(主にメールで)を繰り返し行った上で、正式に生前整理のご依頼を受けることとなりました。
北九州市内の整理業者をいくつもホームページで検索され、
[整理業のキシカワ]のブログも読まれ、選ばれたと伺いました。
【事前の片づけ】
この10月になって、ようやく宣言解除となり息子さんは、1週間の滞在時間を作られ単身九州に戻りました。そして、1年間誰も住んでなかった部屋の掃除と家族への譲渡品の探索、箱詰め、発送手続などを終え、作業当日を迎えられました。
作業は2日間、作業終了後、息子様は、お母様に会い、関東へ帰られることになっていました。

【1日目の作業は・・】
押入れ・納戸・タンス・クローゼット・本棚・台所にある物品の全てを種類別に仕分ける作業を行いました。
約50年間分の4人家族の品々でしたので、かなりの量となりました。
[水まわり]
ここ数年、お母様は、自宅で入浴できなかったり排泄移動も困難だった為、水まわりは、ほとんど使用されておらず、きれいなままでした。
[台所]
吊戸棚には、ナベやフライパン等、調理器具がビッシリと整理整頓され、また汚れないよう一つ一つビニールに包まれていました。
部屋全体の中で、仕分け作業が細かいのが台所です。
金物類/電化製品/食器・ガラス類/可燃ゴミ/生物や食品類/
液体や薬品類など、それぞれに仕分けが必要で、ゴミ袋や米袋が
数十個の量となります。
【SDGsの作業】
弊社は、未来都市北九州市計画における北九州SDGsクラブに参画しております。市内の会員企業は、597社に及んでいます
買取可能な骨とう品・アンティーク・趣味・レア物グッズ・洋服・着物・アクセサリー・インテリア雑貨などをチョイスして頂き、その場でご依頼者様と交渉して出張買取をして頂きます。


従来は、まだ使える食器類を米袋に入れ処分場へ運搬していましたが、『日本の食器は良質で喜ばれる!』と東南アジアでリユースのため引取って頂きました。かなりの量でした。


[ご依頼者からのミッション]
①どうしても見つけられなかった、ご両親が身につけていた時計を探して欲しい!
➁もの忘れ症状により、現金・通帳・貴金属等の置場所がアチコチに散在している為、片づけの際に細かくチェックしながら一緒に探してほしい!
そこで、私達は仕分け作業をしながら、書籍、家計簿などのノート類、クローゼット内の洋服のポケット、布団の隙間や小引出しなど、ていねいにチェックしました。
片づけも終盤戦で、お母様の鏡台の小引出しの一番奥から大切な時計がみつかり、息子様にお引渡しができホッとしました。



この鏡台の小引出に時計がありました。
[2日目、雨の中での搬出作業]
作業時間は、9時~15時の予定でしたが、『お母様の容態が急変された!』との連絡が入り、大急ぎ、午前中で作業終了を目標と致しました。

【搬出作業の様子】

【アームロール車への積込】
・朝から雨が降り
・公団の駐車場は、週末の為、車がギッシリ
・搬出車は、大型のアームロール車輌
・狭い階段での積み下ろし作業
・短い時間での清掃作業
・処分場が土曜日で混雑している
などなど・・ありましたが、『息子様が1分でも早くお母様の元へ行けるように!』と皆で力を合わせ、息子様もお手伝い下さり無事作業を終えることができました。
【作業の前と後】

【作業前:居間】
【作業後:居間】

【作業前:寝室】
【作業後:寝室】

【作業前:納戸】
【作業後:納戸】

【作業前:押入】
【作業後:押入】

【作業前:キッチン】

【作業後:キッチン】

【作業前:シンク下収納】
【作業後:シンク下収納】

【作業前:吊戸棚】
【作業後:吊戸棚】

高評価を頂き感謝致します。
文面に「最後の里帰りとなりました」と書かれていたのがとても印象的でした。

『自分の思い出の品として持ち帰ろう!』と言われたお姿が印象的でした。
無理をせず、是非、お声かけ下さい。
整理業のキシカワは、ご依頼者様のご意見、ご感想やご要望を頂きながら、今後も幅広いお手伝いを目指していきます。
どんなに小さな不安やお悩み、またご要望など、お気軽にご相談ください。

コメントを残す